大槻明教授が、International Society for Scientific Network (ISSN) から INTERNATIONAL BEST RESEARCHER AWARD 2025(Field of Machine Learning)を受賞しました。
ISSN Research Awards は、科学技術全般に関する国際的な進展において、顕著な貢献が認められた研究者へ贈られる賞です。
なお、授賞式は、2025年12月21日(日)に、Diamond Hall, Jenneys Residency, Coimbatore, Tamil Nadu, India. で開催される、International Innovation Research and Academic Congress (IIRAC-2025) にて催される予定です。
【受賞者】
大槻 明 教授(産業経営学科)
【授与機関名】
【賞名】
INTERNATIONAL BEST RESEARCHER AWARD 2025 (Field of Machine Learning)

受賞した研究は下記の論文です
この研究は、帝国データバンクから取得した倒産・非倒産企業混合の財務諸表データを分析対象として、グラフネットワーク分析で用いられるシルエット分析を応用して、クラスタ内凝集度とクラスタ外離散度を最適化する形でクラスタリングを行い、倒産企業割合の高いクラスタを抽出する機械学習モデルを研究開発しました。
そして、この学習済モデルに、予測に用いる非倒産企業についても同様に分析したうえで当てはめることによって、その非倒産企業における倒産リスクを評価することが可能となりました。
さらに、クラスタ事にどの財務諸表データの悪化が原因で倒産したか企業が多いのか、という情報も分析できるため、倒産リスクが高いと判断された企業においては、どの財務諸表データの悪化を防げばよいか、といった対策に関する知見も明らかにできる機械学習モデルを研究開発しました。
以上の研究成果が、International Society for Scientific Network (ISSN) から高い評価を得たことにより、今回の機械学習部門での受賞に至りました。
