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テーマ
中国経済の計量分析

村上直樹ゼミ

分類
専門研究>経済学科>国際経済
担当教員
村上直樹 Murakami, Naoki
ゼミの内容
  • 地域
  • 経済の仕組み
  • グローバルな課題
ゼミの特徴
  • じっくり研究型

とりわけ、トランプ政権誕生後、米国に代って中国の国際的な影響力がますます高まっています。同じ「漢字文明圏」に属する日本にとって中国の復活・台頭は本来、歓迎すべきことのはずです。もし、現状で必ずしもそうなっていないとしたら、それは中国について(そして、おそらくは米国についても)まだよく知らないからかもしれません。という訳で、本ゼミでは中国に関してとくにその経済面を中心に理解を深めることを目的として研究を進めます。ここで理解を深めるとは実際の姿を詳しく知るだけではなく、その背景にある要因を探ることを意味します。中国経済の分析を通じて、因果関係を明らかにするための計量経済学の手法を身に着けることが本ゼミのもう一つの目的です。2年次には基礎を学び、3年次には中国の企業、産業構造など具体的な共通テーマについてより深く研究します。そのうえで4年次には各自テーマを選んで卒業論文を作成していただきます。

本ゼミは今年度(2018年度)から始まりました。現在の参加者(2年生のみ14人)は4つの班に分かれています。前期はテキストとして丸川知雄著『現代中国経済』(有斐閣、2013年、2200円+税)を取り上げ、担当を決めて皆で読み合わせました。後期は、現時点(2018年11月)で進行中ですが、田中隆一著『計量経済学の第一歩』(有斐閣、2015年、2000円+税)をテキストに主に担当教員(村上)が解説し、必要に応じてコンピュータ教室での実習も行うという形をとっています。また、後期は前期に学んだ『現代中国経済』の内容を深めることも試みます。現在4つの班それぞれが「労働市場」、「技術」、「外資系企業と対外開放政策」、「民間企業と産業集積」といったテーマで研究しており、その成果を年度末に報告してもらう予定です。

これまでの卒業論文・研究論文のテーマ例
まだありません。

4月下旬に懇親会を実施しました。また、9月上旬には日本大学の軽井沢研修所で1泊2日の合宿を行いました。年末あるいは年度末に2回目の懇親会を実施する予定です。

学生へのメッセージ

どこの国・地域に関してもそうですが、とくに中国について理解するためには、たとえ、狭い意味で経済分野に属する現象であっても、政治、歴史、文化等幅広い視点から捉える必要があります。そして何よりその元となるのは、言語(中国語)です。本ゼミでは「中国語」を学んでいる(学ぼうとしている)学生さんの参加を期待しています。

研究成果

地域経済が自立的に発展するためには地元に新しい企業の起こることが必要でしょう。では、そうした創業活動のための資金、知識等はどこから得られるのでしょうか。中国は河南省(「中原」)の農村部を対象として現地調査あるいはアンケート調査を行った結果、2つの経路の役割がわかって来ました。その1つは一旦農村部を離れて都市部へ働きに出た地元出身者が地元にUターンして自分の企業を設立するという経路、他の1つは都市部で成功した地元出身の企業家が地縁的組織を設立して地元へ投資するという経路です。この2つの経路はいずれも故郷に対する「思い」という点で共通しています。その意味で視野を広げる必要も感じながら研究を続けています。