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テーマ
行動経済学

大橋ゼミ

分類
専門研究
担当教員
大橋 賢裕 Ohashi Yoshihiro
ゼミの内容
  • 文化
  • 経済の仕組み
  • 社会の仕組み
  • 数学・統計
  • 人の思考・感情・行動
ゼミの特徴
  • じっくり研究型

Q. ゼミではどんなことを研究していますか?

 行動経済学の理論と実践を学びます。行動経済学は、人がものごとを決めるときについ現れる行動や思考のくせに注目します。たとえば締め切りまであと2週間の宿題にたいして、つい「あとでやればいいや」と思ったりしませんか。こういう「先延ばし」行動はよく観察されますが、投資や保険の購入時にこの「先延ばし」ぐせがでてしまうと、結果的にまずい選択に結びつくことがあります。
 このゼミでは、こうした人のくせ(バイアスといいます)の数々と、それらを記述する数理モデルを学びます。さらに、経済の仕組み-先の例でいえば投資や保険の仕組み-も学びます。我々人間は、こまったくせが出ていることに自分では気づきません。そんな人間によりよい意思決定をしてもらうためには、経済の仕組みをどう工夫し、改善すればよいかを、モデルを使って考えます。

Q. ゼミの様子は?

 2年次は、行動経済学の基本文献を輪読します。文献を正しく理解する力と、発表の技術の両方を身につけることが目標です。ごまかしは許されません。文章力の向上を図るため、毎週のようにレポート課題が出ます。3年次は、2年次で学んだ基礎知識を前提に、各自でレポートを作成することを目標にします。行動経済学が使えそうな現実の例を自分で見つけ、考察を加えることで、学んだ知識を確たるものにします。

Q. ゼミの特徴は?

 教員による個別指導を重視しています。とくに、文章力と、数理的・論理的な思考能力の向上を非常に重視しています。

これまでの卒業論文・研究論文のテーマ例
  • ポイント制度とメンタルアカウンティング
  • 断捨離と保有効果
  • 物理的環境が人の行動に与える影響
  • 東京ディズニーリゾートと行動経済学

など(現ゼミ生が自分で定めた卒業論文のテーマの一例です。)

1年間の主なイベントスケジュール

夏休み期間に、ゼミ合宿をやります。最大2泊3日です。

まだ卒業生がいないため、実績がありません。

学生へのメッセージ

ゼミは、普通の講義とは異なり、教員と学生とがより近い距離で「互いに」「真摯に」学び合える場だと思っています。教員はいろいろ指導をしますが、逆に学生から教えられることもあります。互いに真摯な学び合いを通じることで、人生をより豊かにしたいと思う人に来てほしいです。また、「ありがとう・ごめんなさい」には上下関係はありません。ゼミでの学習を通じて、人間的にもお互い成長しあうのが理想です。

研究成果

人の嘘や不正について関心があります。かけだしの頃は、利己的な人に嘘や不正をさせないためには制度をどのように設計すればよいかという問題を研究していました。数学を使って、望ましい制度を設計するための条件を決定するという抽象的な研究です。それから応用研究にも手を広げました。たとえば預金制度に関して、従来は脆弱な制度と考えられていましたが、利己的すぎて(?)、自分の好みに忠実に行動したい人を想定すると、預金制度は実は結構頑丈に設計できることを発見しました。他の応用例としては、証券取引おいて、相場操縦という犯罪を未然に防ぐための取引ルールの設計を考えたりしています。私の研究は、冷静に判断できる人と、ぼんやりしてなんとなく行動してしまう人の両方を対象にしています。現在は、一部の人の歪んだ判断で社会がよこみちにそれないような制度設計の可能性について研究しています。

→日本大学 研究情報データベース

ゼミ合宿の様子