Q. ゼミではどんなことを研究していますか?
文化が異なる人とのコミュニケーションのあり方について様々な視点から学び、考えるゼミです。異文化コミュニケーションの中でもこのゼミでは特に「世界の中の日本」という視点を大切にしています。このゼミは、経済学部では珍しく約半数が留学生です。学生たちは、ゼミ内での生きた国際交流を通して、言語・非言語コミュニケーション、差別・偏見、異文化適応プロセス、言語教育など、広く異文化コミュニケーションに関わる課題を実践的に学び、調査研究へとつなげています。異なる文化の人同士が互いに認め合い、支え合って共に生きていく(多文化共生)ために、必要な力を養うことができます。
Q. ゼミの様子は?
非常に仲の良い、和気あいあいとしたゼミです。日本人学生、留学生、海外にルーツを持つ学生たちが集まった、豊かな多様性を持つチームです。ゼミに入るまで、国際交流の経験が全くなかったという人も多くいます。穏やかでおおらか、それでいてエネルギッシュな人が多い印象です。ゼミ主催のワークショップでは、それぞれが自分の個性を生かして、適材適所で活躍しています。旅行好きの人が多いからでしょうか、休み明けには、日本各地、世界各国のお土産に出会えます。
Q. ゼミの特徴は?
テキストを用いた発表・議論のほかに、課題解決型プロジェクトをゼミ生自らが企画・実施することが大きな特徴です。最近は、学内の国際交流の実情について調査・分析し、その結果を踏まえて2回のワークショップを実施しました。自ら課題を見つけ、解決策を探し、協力して一つの形にするという経験は、学生時代の大きな財産になります。また、私たちのゼミは、千代田区の国際交流に関する事業に積極的に参加し、地域とのつながりを大切にしています。例えば、千代田区日本語ボランティア養成講座(留学生ゲストボランティア)、国際交流フェア(運営ボランティア)などです。
1年間の主なイベントスケジュール
5月
ウェルカムパーティー
7月
ワークショップ(学生企画)
8月
ゼミ合宿(留学生の帰国に配慮して前期終了直後に実施)
11月
ワークショップ(学生企画)
12月
クリスマス会
その他、お茶会、ランチ会、フィールドワーク等を不定期で開催しています。
学生へのメッセージ
文化が異なる人とのコミュニケーションのあり方について様々な視点から学び、考えるゼミです。異文化コミュニケーションの中でもこのゼミでは特に「世界の中の日本」という視点を大切にしています。このゼミは、経済学部では珍しく約半数が留学生です。学生たちは、ゼミ内での生きた国際交流を通して、言語・非言語コミュニケーション、差別・偏見、異文化適応プロセス、言語教育など、広く異文化コミュニケーションに関わる課題を実践的に学び、調査研究へとつなげています。異なる文化の人同士が互いに認め合い、支え合って共に生きていく(多文化共生)ために、必要な力を養うことができます。
研究成果
日本語非母語話者(日本語を母語としない人)を対象とした日本語教育が専門です。中でも特に大学や大学院レベルの各専門に特化した日本語の教育(専門日本語教育)を専門とし、教育・研究を行っています。今まで理工系留学生を支援するための話し言葉コーパスの開発や、日本学を専門とする外国人研究者の古典日本語学習支援に関する研究を行い、その成果を教育実践に生かしてきました。近年は、経済・商学系に特化した研究・教育実践も行っています。留学生のみなさんの笑顔と一生懸命に日本語を学ぶ姿が私の研究の原動力です。