Study Abroad Report
留学体験記

2024年派遣交換留学プログラム インセックグランドエコール 経済学科 T・U

パリで掴んだ、後悔のない⽇々の輝き

「『最⾼の留学だった』と胸を張って帰国する」と⼼に決め、「パリでしかできないことを 120%やりきる」という誓いを⽴て、私は花の都へ旅⽴ちました。

留学⽣活は不安が⼭積みでした。しかし、私はあえてコンフォートゾーンから抜け出すと⼼に決め、友⼈からの誘いやイベントには、時に気が進まなくても、できるだけ参加するよう努めました。英語での会話はうまくいかないことばかりでしたが、それでも諦めずにコミュニケーションを取り続けました。⽇本にいては経験できない「マイノリティ」になること。それこそが、慣れた環境にいては得られない成⻑に繋がると信じ、⾃ら困難な状況に⾝を置くことで視野を広げようと決意したのです。

その挑戦は、時に⼼細さを伴いましたが、同時に私の固定観念を打ち破る⼤きなきっかけとなりました。さまざまなバックグラウンドを持つ友⼈と、互いの⽂化や考え⽅の違いを共有する時間は、まさに驚きと発⾒の連続でした。そうした対話の中で、今まで⾃分の中にはなかった新しい価値観に触れ、⾃分の世界が⼤きく開けていくのを実感したのです。カフェやバーで夜通し語り合った夢、ルーブル美術館で共に息をのんだ感動、公園やガーデンで共に笑い合った⽇々。このかけがえのない瞬間を分かち合う中で⽣まれた絆こそが、私のパリ⽣活を何よりも豊かに彩ってくれました。

もちろん、留学の本分である勉強も疎かにはしませんでした。しかし今、強く思うのは教室で学ぶ知識以上に、困難に⽴ち向かい努⼒した経験や多様な価値観に触れたことの⽅が、私を⼈間として⼤きく成⻑させてくれたということです。

これから留学する皆さんへ。挑戦を恐れず、後悔のない⽇々を送ってください。勉強以上に、その⼟地でしか得られない経験や出会いこそが、⼈⽣を照らすかけがえのない宝物になるはずです。

2024年年間留学プログラム メイヌース大学 経済学科N・E

私はアイルランドのメイヌース大学に一年間留学しました。正直、私は留学したい明確な理由はなく、大学在学中に何か成し遂げたかったというのと、新しい世界に飛び込んでみたいという意欲だけでアイルランドへの留学を決めました。

アイルランドの大学では、現地の生徒と同じ授業をもちろん英語で受けました。それが一番大変だったことで、特に授業を受け始めたばかりの頃は、リスニングの能力が足りておらず授業を理解するのにとても苦労し、授業終わりに毎回図書室で復習をしなければなりませんでした。しかし、めげずに聞き続けることで途中から理解できるようになり、授業を楽しめるようになりました。

また、授業の課題ではグループワークとして三人組で授業内に出た課題に対して意見を言い合う一分程度のラジオを作ったり、二つのアカデミックジャーナルを読み比べ、レポートを書いたりしました。大変でしたが、達成感があり英語力向上に役立ちました。

現地の生徒はいろいろな国籍の生徒がおり、留学生と現地の生徒の壁が無く、皆フレンドリーで友達をたくさん作ることができました。そのため、空コマにみんなでビリヤードをしたり、ジムに行ったり、週末にはみんなで集まってパブに行ったりなど、友達のおかげで気が付いたら英語力が伸び、勉強だけにならず、心から留学生活を楽しむことができました。

また、留学中にも長期休みがあり、アイルランド以外にもたくさんの国に訪れました。その国でも友達を作り一緒に観光したり、パーティーに参加させてもらったりなど、英語を喋られるようになってできることが増えたと感じ、もっと英語力を向上させたいと思いました。

帰国後、私は海外で働きたいという目標ができ、外国の方がたくさん訪れる場所でバイトをし、英語力を落とさないように努力しています。ヨーロッパの友達ともいまだに連絡を取り合っており、日本で会う予定です。

初めに書いた通り、私は明確な理由が無く留学をしましたが、この留学生活は英語力を伸ばしてくれただけではなく、自分の人生を大きく変えてくれたとても貴重で有意義な時間でした。

2023年派遣交換留学プログラム ブダペスト・コルビヌス大学 経済学科Y・M

私は1年間、ハンガリーのブダペストにあるコルビヌス大学へ交換留学しました。

「アカデミックな場で英語のディスカッションができるのか」といった不安もありましたが、「このままでは自分が変われないかもしれない」という焦りが背中を押し、挑戦を決意しました。


数ある協定校の中からハンガリーを選んだのは、英語で専門科目を学べることに加え、日本では馴染みの少ない中央ヨーロッパの暮らしに挑戦したいと思ったからです。

多様な文化が交わるブダペストは、歴史と現代が融合する美しい都市で、物価も安く学生にも暮らしやすい環境でした。

また、地理的な利点を活かし、休暇にはフランスやスペイン、オーストリアなど近隣国へも旅行しました。週末に海外に行けるのは、まさにヨーロッパ留学ならではの魅力です。

コルビヌス大学では、マーケティングやAI、ハンガリー語などを履修し、ヨーロッパ圏内からの留学生と共に学ぶ貴重なものでした。正直なところ、最初は苦戦しましたが、周囲の支えもあり、徐々に高度なディスカッションにも積極的に参加できるようになりました。

ヨーロッパ各国から来ている学生たちと、ディスカッションクラスなどで意見を交わしたり、文化の違いを理解し、知ることができるのはヨーロッパ留学のメリットです。

これから留学を考えている方に伝えたいのは、「完璧な準備」より「一歩踏み出す勇気」が何よりも大切だということです。語学に不安があっても、異文化の中で挑戦した経験は、自分を大きく成長させてくれました。ぜひ勇気を持って、その一歩を踏み出してほしいです。

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