【学生協働・イベント】

歴史好き,文学好き,古典好き,古いものに興味がある人,骨董や古美術に興味がある人,刀剣が好きな人必見! 6/27(水)に佐藤温専任講師による講座『くずし字で遊ぶ』-江戸時代の人生ゲームで学ぶくずし字-を開催します。

街中のお蕎麦屋さんで,このようなのれんを見たことはありませんか?さてなんと書いてありますか?

 

これはくずし字で書かれた文字で,右から左へ読みます。

幾  → き (幾をもとにした変体仮名で“き”です)
楚  → そ (楚をもとにした変体仮名で“そ”です)
者゛ → ば (者は “は”と読む変体仮名で,濁点がついて“ば”です)
幾楚者゛の変体仮名が書いてあり,きそば と読みます。そばのことです。
変体仮名は,漢字をもとに発生して現在のかなへと繋がっています。

割りばしの袋にこんな文字が書いてあるのを見たことがあると思います。何の文字でしょうか?

 

御  → 御(漢字です)
手  → 手(漢字です)
茂  → も (“茂”をもとにした変体仮名で“も”です)
登  → と (“登”をもとにした変体仮名で“と”です)
御手茂登 と書いてあり おてもと と読みます。おてもと というのはお箸のことです。

というように,古くからあるものに,今でもくずし字や変体仮名が使われていることがあります。くずし字は,見た目はすこし現在の文字と違いますが,明治時代までは,一般的に使われていたれっきとした日本語の文字なのです。

この講座では,江戸時代の人生ゲームの“すごろく”を,グループでサイコロを振って遊びながら,くずし字を読んでいきます。
歴史好き,文学好き,古典好き,古いものに興味がある人, 骨董や古美術に興味がある人,刀剣が好きな人ぜひご参加ください。くずし字がすこしでも読めるようになるときっと楽しいと思います。

開催日時・場所
日時:平成30年6月27日(水) 18:00 ~ 20:00
場所:リフレッシュコーナー(経済学部図書館2階)

2018/06/20